1分でわかるAmazon Aurora Serverless v2入門
先月、オンデマンドにオートスケールするAurora Serverless v2がGAになりました。
コンソールで「簡単に作成」からウィザード形式でAuroraインスタンスを作成すると、デフォルトではこのServerless v2 で作成されるなど、一気に身近な存在となりました。
一方で、サービス名の「Serverless」や「v2」からは、どのようなデータベースなのかわかりにくいです。
Aurora Serverless v2 はキャパシティがスケールするDBインスタンス
Aurora Serverless v2の実態は、オンデマンドでキャパシティがスケールする db.serverless
という新しいインスタンス・クラスが割り当てられたDBインスタンスです(「サーバーレス DBインスタンス」と呼びます)。
※ ドキュメントから
負荷に応じてキャパシティがスケールアップ・ダウンするため、神経質なサイジングから開放され、ピークにあわせてプロビジョンした場合よりもTCOが安くなることが期待できます。
Serverless v2 は新しいインスタンス・クラスが割り当てられているに過ぎたいため、r6g.xlarge
のような従来型のインスタンス(「プロビジョンドDBインスタンス」と呼びます)をサーバーレスに変えることも、サーバーレスを従来型のインスタンスに変えることもできます。
サーバーレスなリーダーを追加したければ、レプリカの追加画面でインスタンス・クラスに db.serverless
を指定するだけです。
Amazon Aurora Serverless v2は新しいインスタンス・クラスの誕生に過ぎないと理解することで、どういう構成が取れるのか、クラスターをサーバーレス化するにはどうすればよいのか、などが想像しやすくなると思います。
とはいえ、Serverless v2には固有の制限事項も多く存在するため、ドキュメントはしっかり読み込んでください。